結婚後もめないために

女性は男性とは異なり、結婚前と結婚後で働き方が大きく変化します。どのような職業でも大変ですが、特に看護師の場合は一般的な職業とは異なる勤務形態なことも多いため、結婚後の働き方についてはよく考えなければいけません。中には、結婚後は看護師として働くことを諦め、仕事を辞めてしまう人も居ますが、事前に対策をとることで結婚後も看護師として働き続けることは十分可能です。

まず、旦那さんが一般的な企業に勤めている場合は、平日が仕事で土日と祝日は休みということになります。ところが病棟勤務の看護師の場合、一般的な社会人と同じような休みを取ることはほぼ不可能です。一緒に住む前は気にならなかった生活リズムのズレが、結婚後に露見することがあります。

二人で過ごす時間が少なくなって気持ちのすれ違いが生じやすくなるだけではありません。一緒に住むようになると家事も自分たちでやらなくてはなりません。旦那さんが家事の分担に関心がない場合、全く家事を手伝ってくれず負担が自分にばかりにのしかかってしまうことがありえます。仕事が終わってくたくたになりつつ帰宅してからも、家事をやらなくてはならない可能性があるでしょう。

結婚後も看護師として働き続けるためには旦那さんの理解が必要不可欠です。いざこざが起こってから話し合いをしようとするとたいてい揉めることになるので、できれば結婚する前に「看護師には残業や夜勤、突然の出勤がある」ということを伝え、家事についても話し合っておくようにしましょう。